PREVENTIVE-CARE

未病の方へ 健康予防のすすめ

新安城歯科

Oasis新安城歯科の予防医療プログラム
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アクティブなシニアライフを送っていただきたい。そのための予防医療という考え方。

下の折れ線グラフをご覧ください。
男性の老化のパターンですが、約20%の方が生活習慣病、70%の方がフレイル(全身の虚弱)により介助が必要な高齢期を迎えています。

そして残り10%の方がアクティブなシニアライフをお過ごしになっています。アクティブシニアに入るにはどうしたらよいのでしょうか。そのために研究が進んできたのが予防医療という概念で、生活習慣病やフレイル(虚弱の状態)のコントロールを今のうちからやっていきましょうという医療分野です。
スタート地点に個人差はあれど、今から始めることが大切だと思います。

高齢者の心身の特性
高齢者の心身の特性

予防医療では、慢性炎症巣の除去と体組成の管理がプログラムの大きな二つの柱になります。

慢性炎症巣の除去とは、炎症を起こす細菌や原因をコントロールすることです。
慢性炎症には歯周病も含まれていて今では万病の元という認識になっています。歯周病細菌が動脈硬化を起こす血管内のプラークからみつかったり、がんの原因になったりしていることも分かってきました。今増えているすい臓がんも歯周病を持っている人で、かなり優位にかかいりやすいというデータがございます。
また、歯で噛めなくなると、どの種類の栄養素が不足してくる傾向があるのかが分かっています(図2)。歯科治療によりそれぞれの歯が機能することで、今までの食生活が健康で永く生きられる食生活に変わる、それが予防医療の考え方です(図3) 。

「咀嚼不調なし」を100(%)とした場合の「咀嚼不調あり」群の各栄養素の摂取量(調整値、有意であった栄養素のみ)
「咀嚼不調なし」を100(%)とした場合の「咀嚼不調あり」群の各栄養素の摂取量(調整値、有意であった栄養素のみ)

また、動脈硬化や心疾患、がんの原因である慢性炎症(歯周病)を治療して定期的にケアしていく重要性については、さきほども少しお話いたしましたが、特に最近はよくメディアでも取り上げられていますから、ご存知の方も多くみえるのではないでしょうか。

人生の完成期(高齢期)を心身ともに健康で充実してお過ごしいただくために、未病の今だからこそ予防医療をライフスタイルに取入れていただきたいと思います。Oasis新安城歯科では、全身管理も考慮した定期検診と体組成管理(栄養管理)を主軸に、歯周病の原因である細菌検査(顕微鏡検査、精密検査)や、除菌外来(3DS除菌外来)をご用意しております。リアルタイムPCR法を用いて歯周病の最大の原因菌である「レッドコンプレックス」などの菌数を正確に数値化し、科学的根拠に基づいた効率的な治療計画を立てられるメリットがある反面、検査時点で存在しない菌については判定できない限界があり、通常は治療前後の1〜2回、結果判明に1週間程度を要し、費用は1万円〜3万円程度が一般的です。

①虫歯処置、歯周病治療、噛み合わせの構築(基本治療)
虫歯治療や噛み合わせを構築する治療、歯周病の基本治療(歯磨きのやり方レッスン、歯石除去、機械的歯面清掃、歯茎マッサージ)がこれに含まれます。
②力のコントロール(予防医療)
食いしばりや歯ぎしりなどの害力で歯や筋肉、顎関節が病気になるのを防ぎます。ナイトガードやオロフェイシャルリリースがこれに含まれます。 必要に応じて足底圧測定を行って、立ち方や姿勢の診査を実施します。 お一人おひとりに合ったセルフケアやレッスンをご提案いたします。
③3DS除菌外来(予防医療)

細菌検査(顕微鏡検査)、だ液検査(菌種、菌数)をさせていただき、お一人おひとりに合った薬剤をセレクト。除菌、または虫歯予防をしていきます。専用のマウスピースを作製して口腔内をクリーンに保ちます。唾液検査でリスクを特定した上で専用マウスピースを用い、虫歯菌や歯周病菌をピンポイントで徹底除菌して口腔内フローラを健全化できるメリットがありますが、毎日の家庭での薬液塗布など徹底した自己管理が成功の鍵となるデメリットもあり、通常は2〜3回の通院、期間は1〜2ヶ月、費用は検査代込みで3万円〜6万円程度が一般的です。

④体組成の管理(予防医療)

当院 管理栄養士(野々山愛菜、若松万葵)による体組成のチェックを定期的に行い、筋肉量や体のバランスを適切に保っていきます。メディカルダイエットや栄養指導が主ですが、ご希望により様々なレシピもご紹介します。体組成管理は高性能な体組成計での分析に基づき、筋肉量や内臓脂肪の状態に合わせたオーダーメイドの食事指導を受けることで、糖尿病などの生活習慣病予防や術後の組織治癒力を高められるメリットがありますが、即効性はなく本人の食生活改善への強い意志が必要で、通常は月1回〜の継続指導を3ヶ月以上行い、費用は1回3,000円〜1万円程度が目安です。
また、メディカルダイエットは歯科での顎関節への負担軽減や全身の炎症管理を目的として、医師の管理下で内服薬や注射薬を用いて食欲をコントロールし無理なく減量できるメリットがありますが、吐き気などの副作用が出る可能性や高額な継続費用がデメリットで、通常は1ヶ月ごとの診察、期間は3〜6ヶ月程度、費用は月額2万円〜7万円程度と薬剤により幅があります。

⑤1~3ヶ月程度毎の定期検診(予防医療)
定期的な状態の維持、フォローアップを継続していきます。 定期的にクリーニングを行い、圧倒的な爽快感を実感してください。

3DSトレー
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メタボリックドミノに入らない生き方

できるだけ上流で止める

図をご覧いただくとドミノの最上流は歯科疾患(う蝕と歯周病)なんですよね。
虫歯を治すこと、歯周病をコントロールすることが栄養をコントロールすることに繋がり、結果として大病を予防して健康に生きられるという概念です。
病気を経験された方はもちろんのこと、健康な方々もOasisでの定期検診を続けて健康状態を維持していただきたいのと同時に、こどもを持つお父さん・お母さん方には、小さい時期から定期検診をみんなで習慣にして、こども達に健康に生きていく知恵を授けてやってほしいと思うのです。

  

病気の原因は3つの慢性炎症
今まで噛むことと何でも食べられること(食品多様性)の大切さ、歯科疾患がメタボリックシンドロームの入口であることをお話してまいりました。
ここからは歯周病などの慢性炎症が、どうやってがんや糖尿病、生活習慣病を発症させていくのかにフォーカスをあて、毎日の歯磨きや定期検診で日々健康に生きている!ということを皆さまに意識していただけたらなと思います。

  

病気の原因は3つの慢性炎症
慢性炎症による生活習慣病の発症

ここから一時専門的なお話(遺伝子のエピジェネティックな制御異常について)になります。
難しい内容ですが、最後にまとめますから雰囲気をつかんでいただけたらと思います。ご専門の方は馴染みもあるかと思いますが、最近の研究は本当に進んできていますよね。
私も今年になって鶴見大学の花田教授より詳しく教えていただき、ようやくやっと理解した次第です。
新しい研究をされている先生からの教えは、現場の私たちに大きな可能性を与えてくれます。
そして皆さまのお役に立てる具体的な方法を考えご提供するのが、私たちの役目です。

遺伝子のエピジェネティックな制御異常について
歯周病のライフコースヘルスケアが必要であることを示す一つの理由は直接的な動脈硬化への影響ですが、もう一つの理由は、遺伝子のエピジェネティックな制御異常の存在です。エピジェネティックとは、塩基配列の変化を伴わずに、染色体DNAの後天的な修飾により遺伝子発現が抑制されることをいいます。ざっくり言ってしまうと、環境によって変わってくるということです。
DNAの特定の位置にある塩基(シトシン)にメチル基が付加され5-メチルシトシンになると、特定の遺伝子の発現が強力に抑制されることが知られています。

正常細胞とがん細胞のDNAの違いは遺伝子の欠失や変異だと考えられてきましたが、遺伝子の欠失や変異がない場合でも、メチル基のDNAへの付加状態の違いでがん細胞が生じることが明らかにされてきました。このDNAのメチル化の引き金を引くのがIL-6、TNF-αをはじめ歯周病によって産生される炎症性サイトカインです。これはがんに限ったことではなく、糖尿病などの生活習慣病についても同様なのです。

がんと糖尿病の原因が明らかに
DNAメチル化異常とがん・生活習慣病の関係
DNAメチル化異常が起きるメカニズム
生活習慣病(NCDs)に関わる6つの共通リスク因子と関連疾患を示す図

図10:DNAメチル化異常が起きるメカニズム(出展:国立がん研究センターの資料を改変) 後天的な因子で病気がつくられているとした上で、これらの治療が難しくなる理由を花田教授は以下のように解説してみえます。

ライフコース(人が生きていく生涯)の過程で一度糖尿病やがんの抑制遺伝子がメチル化されると、その関連遺伝子は二度と発言できなくなります。つまり、本来持っていた抑制遺伝子が作れなくなってしまうということです。対策としては、糖尿病やがんの抑制遺伝子が早期にメチル化されないように、学童期の歯肉炎予防から歯周病対策を始めていただきたいと思います。 ここまでの内容を 私の言葉でまとめてみますと
歯周病や生活習慣(喫煙や食生活)によって発病を抑えていた遺伝子(がん抑制遺伝子etc.)が働かない状態に陥り、がんや生活習慣病が発症することが分かってきました。
そして抑制遺伝子が働かない状態に一度でもなってしまうと、元の正常な遺伝子に戻すことも作ることもできません。故に、がんや生活習慣病の治療は困難だと言われています。そんな理由から、小さいうちから、健康な時から、遺伝子を正常に保てるような対策をやっていただきたいのです。
つまり、学童期から歯周病になる前の歯肉炎から予防しましょうということを、歯科医療に携る私達はしっかりとお伝えしなければいけないと思いますし、それが後ろに続く若い世代の皆さまへのやさしさだと思うのです。

たばこ、アルコール、栄養・運動、休養・ストレス、 歯の健康に気をつけて病気(生活習慣病)を防ぎましょう

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